This year, the cast will include Maria Naganawa (Cure Wonderful/Inukai Komugi), Atsumi Tanezaki (Cure Friendy/Inukai Iroha), Hayate Matsuda (Cure Nyamie/Nekoyashiki Yuki), Reina Ueda (Cure Lilian/Nekoyashiki Mayu), Chihaya Yoshitake (opening theme singer), Ami Ishii (ending theme singer), Moeha Ushiromoto (ending theme singer), Machico (former PreCure singer), and Rie Kitagawa (former PreCure singer). Last year marked the 20th anniversary of “PreCure”. The gorgeous cast will color the new beginning.
Every year, Animate Times brings you a relay interview about the “PreCure Live”. Our third interview is with Ushiromoto Moeha, the singer of the ending theme song for “Wonderful PreCure!”. Ushiromoto made her debut as a PreCure singer in the movie “Delicious Party♡PreCure Yumemiru♡Kids’ Lunch!”. With her adorable singing voice and expressiveness, she has breathed new life into the PreCure series. We asked her about her enthusiasm for the live, her recent activities, and the songs included in “Wonderful PreCure! Vocal Album ~We are Wonderful!!!!”, which was released in July.
–You experienced various stages last year, but this is your first time participating in a PreCure Live since “Delicious Party♡PreCure LIVE 2022 Cheers! Delicious LIVE Party♡”. What are your thoughts looking back on the last time?
Ushiromoto Moeha (hereafter, Ushiromoto): I didn’t know what to do, but I was really helped by my fellow performers, the staff, and the audience. I was especially impressed by how warm the audience was. I really felt that they were watching over me with kindness. This performance marks the first time in two years, and I would like to convey many of my feelings, including a way of giving back to those who supported me back then.
–I also remember at the concert back then that you asked, “I want to burn this scene into my memory and keep it for the rest of my life, so can I look at everyone’s faces from the sidelines?” and you looked at each and every one of them.
Utomoto: It was my first live performance, and I didn’t expect to be able to see so many faces of the audience from the stage. I could really see everyone’s expressions. I felt relieved when I saw their kind expressions. It would take too long to express my gratitude in words, so I said, “Convey it with your eyes!” telepathically (laughs). Everyone made eye contact with me that time, and it was a really kind time from start to finish, and I still think about it when I look back on it.
――今回は歌やハンズクラップも加わって、さらにいろいろな方法で気持ちを伝えられそうですね。
後本：そうですね！ あの時はコロナ禍でまだ声出しが禁止されていましたから。今回はたくさんコミュニケーションを取って、さらに楽しみたいと思っています。
――後本さんにとってプリキュアライブはどんな存在なんでしょう？
後本：もう宝物のような存在です。当時のステージは今でも鮮明に覚えています。生のステージだからこそ伝えられるものや、作り上げられるものがあると思うんです。だからこそ、イベントやライブでは、その日、その瞬間だけの特別な思い出を皆さんと共有したいと思うようになりました。あの時の経験がずっと自分の中で生き続けていくんだろうなって。実際、あの時に得た感覚はレコーディングにも、イベントでもどこかに活きているように思っています。
――今回のプリキュアライブにも活きてきそうですね。
後本：そうですね。『わんだふるぷりきゅあ！』（『わんぷり』）の楽曲は、仲の良さや優しさがテーマに込められているので、歌詞の中にもそういった気持ちがたくさん含まれています。その優しさをしっかり表現していきたいと思っています。
来てくださる皆さんも、きっと『プリキュア』のことが大好きだと思うんです。歌を通して、お友だちのみんなとコミュニケーションを取りながら、最後の最後まで、大好きで溢れる空間にしたいなと考えています。
――（取材段階では）「プリキュアシンガーズ Premium LIVE HOUSE Circuit！2024 」を控えている段階ですよね。
後本：はい！ それこそ（石井）あみちゃんとご飯に行った時に、「LIVE HOUSE Circuit！」に向けて「FUN☆FUN☆わんだふるDAYS！」の振り付けを一緒に考えていたんです。（少し離れた場所にいた石井あみさんに対して）ね！
石井あみ：うん！（笑）
☆ご飯に一緒に行った話はこちら↓
――「LIVE HOUSE Circuit！」が今年も開催されるとうかがったときは、どのような思いがありましたか？
後本：昨年のみかと思っていたので「今年もやるんだ！」って正直驚きました。参加させていただくのが本当に楽しみです。初の試みや、初披露の曲もあるのでドキドキしているのですが、それよりもいまはワクワクが勝っています。
実は、お仕事で他の地域に行くのは今回が初めてなんです。これまではずっと東京での公演がメインだったので、すっごく楽しみで。「地域ごとにお客さんの反応が違ったりするのかな」とか、そういったところも含めてワクワクしています。中でも広島は行くこと自体が初めてで。
――吉武さんとMachicoさんの地元！
後本：おふたりの地元に初めてお邪魔します！ 美味しいご飯もたくさんありそうで楽しみです。実はSNSで「広島に来てほしい」という声も以前からいただいていて、「えっ行くよ！」って思っていました（笑）。
「LIVE HOUSE Circuit！」は4都市まわることもあって、そこで初めて『プリキュア』関係のライブにいらっしゃる方もいるんじゃないかなって。待っていてくれてた方に『プリキュア』の良さや愛をしっかり伝えていきたいです。そのためにも、今はしっかりと体力をつけたいなと思い、体力づくりをしています。走ったり、ジャンプしたり（笑）。カラオケでも歌い込んでいます。
――もはやリハレベルで……？
後本：はい（笑）。連続で歌っています。以前は「ようこそ、お子さま♡ドリーミア」をフルで歌うのはなかなか難しかったのですが、今では自信を持って8分歌えるようになってきました！
――ところで、プリキュアライブでは毎年ボーカルアルバムの曲が披露されています。後本さんが歌う「ASOBO♪OSANPO」は可愛さがありつつも、それこそ体力が必要そうな……？
後本：そうなんですよね（笑）。テンションがずっと高くて、音もずっと高くて、ずっと元気いっぱい！といった曲です。ライブだと緊張もすると思うのですが、その緊張があっても、この曲の楽しさをしっかり届けたいので、今はそこが一番ドキドキしています（笑）。私らしさをたくさん伝えたいなって思っています。
――曲調がピコピコした感じで、音の種類が豊富ですよね。
後本：そうなんです！ たくさんの音がいろいろなところで鳴っているんですよね。まるでおもちゃ箱のような感じで、最初に聴いたとき、まさに「おもちゃ箱みたい！」と思ったんです。プリキュアライブ当日は、そういった音の楽しさを全身で感じつつ、無邪気感のようなものを出していけたらなって思っています。
――無邪気感はこの曲の持つひとつのキーワードかもしれませんね。
後本：レコーディングでもその楽しい雰囲気を出したいなって思って臨んだんですけど、思った以上に難しくて。3人曲の「わんだフル・わんデイ」（石井あみ・後本萌葉・吉武千颯名義）よりも苦戦しました。
――へえ！
後本：最初は「かわいいなぁ、この曲を歌えてすごく嬉しい！」と思っていたんです。でもいざ歌ってみると、テンションを高く保つことが大変でした。
タイトル通り、お散歩しながら、いろいろなものを発見していくような曲なんですよね。キュアワンダフルがクンクン匂いを嗅いで「これだ！」って何かを見つけては、どんどん進んでいく感じ。
――〈 アチ・コチ・そっちどっち？ な・な・な・な・何で？何で？〉っていう（笑）。
後本：「ASOBO♪OSANPO」を聴くと、思いついたままに動いているような景色が思い浮かびます。「こういう匂いがする！」「あ、こっち行ってみよう！」という、直感的な感じ。この曲に関しても「歌いたくなったから歌ってみよう！」って感じがします。
もうなんかもう、「これ見つけた！」と思ったら、次のことをもう見ているんですよ（笑）。行ったり来たり、次々と興味が移っていく感じの表現がすごく難しくて「今のだとちょっと元気が足りないかも」といった感じで何度も挑戦しました。
――表情がどんどんと変わっていく曲ですものね。でも後本さんが表現の面でそこまで苦戦するのって珍しいような気がします。
後本：何度やってもAブロックから抜け出せない、みたいな感じでした。普段のレコーディングでは、Aメロからサビまでブロックごとに録って、全体を通して聴いて、再度録りなおすところがあればもう一回……という感じの流れなんです。でも「ASOBO♪OSANPO」では全部録り終わった後に、最初からもう一度録り直しました。
――えっ、最初から？
後本：そうなんです。ラスサビまでのテンションを維持したまま、最初から再度録り直しました。本当に楽しい曲ですし、聴いている人たちに楽しい曲だと感じていただきたいなと思っていて。それでラスサビまで歌ったテンションで「もう一度最初から」というディレクションを受けたんです。（『プリキュア』音楽プロデューサーの）井上（洸）さんらしいなと思いました。結果的に、本当に良かったなって思っています。
――作詞されたのは青木久美子さん。歌詞について何か話されましたか？
後本：はい、少しお話を伺いました。青木さんも「ASOBO♪OSANPO」の歌詞を書くのに苦戦されたそうなんです。「久しぶりにこんな大変な歌詞を書いた」とおっしゃっていました。そのお話を聞いて「青木さんにもそんな瞬間があるんだ！」とビックリして。でも「苦戦したからこそ、すごく良いものができた」ともおっしゃっていて。私も「皆さんに届けられるように頑張ります」といったお話をしました。
ハマダさんも現場にいらしていて、温かく見守ってくださっていました。ハマダさんは「自分のやりたかった曲を作った」といったことをSNSでおっしゃっていて、そういう曲を託してくださって嬉しいなと思いました。そして、馬瀬（みさき）さんが素敵なアレンジをしてくださって……歌詞からも、曲からも愛を感じています。
――たくさんの仕掛けもあって。ひとつひとつの表現もかわいいですよね。〈明日は未知満ちて〉という言葉も印象的だなって。
後本：そうですね、表現の仕方もかわいいですし、とことんポジティブな曲だなと思いました。〈雨雲に手を振って〉という言葉には、悲しいことはもう忘れようといった意味も閉じ込められていると思うんです。でもネガティブな雰囲気じゃなくて、自分から「バイバイ」って手を振って、前向きに進んでいく感じが伝わってきました。
――でもポジティブな言葉を口にしたり、まさにこういう明るい歌を歌っていると、自然とポジティブな自分になる気がします。
後本：分かります！ まさに『プリキュア』の曲には、そういう前向きさが詰まっていると思いますし、だからこそ、プリキュアの曲を聴いてくださる方々には、ぜひポジティブな気持ちになってもらって、たくさん元気を受け取ってほしいんです。私もどんどんライブを通して成長させていきたいです。ライブの振り付けは自分で考えようかなと思っていて。でも振りを入れつつ、この元気いっぱいの曲を表現するって思うと……やっぱり「大変だあ」って（笑）。
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