The protagonist of this work is Hojo Tokiyuki, who lost everything due to a rebellion by Ashikaga Takauji, a trusted vassal of the shogunate. Tokiyuki flees to Suwa, where he meets friends and overcomes the difficulties that come his way by “running away” and “surviving.”
Animate Times is running a serial interview series that delves deeper into the appeal of this work! The 11th interview is with Aoi Yuki, who plays Genba Kazama. We asked him to talk about the original work and Genba while looking back on the 11th episode, where the battle between the Hoshina and Kokushi armies began.
–The eleventh episode depicts the battle between the Hoshina and Kokushi armies, with Genba playing an active role as a member of the Touwaka-to.
Aoi Yuki (Yuki), who plays Kazama Genba: He has completely become a member of the Towakutō. The fact that Bon (Tokiyuki) and his team are able to handle that monster-like Genba well is a success (laughs). What’s more, Genba doesn’t complain when he’s being used well. I think he’s the type of person who feels happy to be useful to others and be appreciated, so I want to tell him that it’s good that he was given a rewarding job rather than working hard alone for money.
At the recording studio, many people said “cute” whenever Genba said something. I guess it was like watching a fourth grade boy (laughs), but thanks to that, I was able to act in a fun way.
──He says some pretty vulgar things, but people love him for that too.
Yuki: That’s right. During the recording, I was sometimes asked to ad-lib in line with Genba’s movements, but if I overdid it, I’d get a NG. Even at times like that, I’d say, “Genba is difficult.”
–Was it a difficult character?
Yuki: In episodes 5 and 6, when I first appeared, it was difficult to coordinate my unique sense of humor and my sense of switching between coolness with the other cast members. But by episode 11, I was getting used to it. Now I’m trying to act a little beyond the staff’s tolerance.
──Do you remember your first impression of Genba?
悠木:オーディションを受けさせていただいた際、最初に思ったのが「小4」です。鼻くそを投げたり、鉛筆の削りカスを食べちゃったり、ちゃんと掃除をやらなくて女子たちに怒られる、そんなクラスメイトがいたことを思い出しました(笑)。でも玄蕃って、同じ班になったら面倒なものの、ちゃんとやらせたら掃除だって綺麗にできるんですよ。オーディション段階ではそんなことを考えていました。
──ユニークな面が目立ちますが、ダークヒーローのようなカッコよさも秘めていますよね。
悠木:玄蕃のカッコよさって、お金を払ったらちゃんと仕事をするところなんですよ。ちゃんと報酬を払ったら、その報酬なりの仕事をしてくれるって、現代にも通ずる誠実さであり、信頼にも繋がっているんじゃないかなと思います。
──相応の対価で働こうとする姿勢は、現代のフリーランスに通ずるものがありますね。
悠木:困ったちゃんなところもありますが、なんだかんだ信用できるんですよね。実際、玄蕃にしかできないことも多いですし、逃若党に吹雪が加わったことでよりトリックスターとして活躍するようになって。変装の能力自体、めちゃめちゃ強いですよね。ちょっと耳が生えたりするものの(笑)、ほかのキャラクターが繰り広げるバトルとは方向性の違うカッコよさがあるなって。本人の飄々とした立ち振る舞いを含めて、演じていて楽しかったです。
──登場回の第五回を振り返った感想をお聞かせください。
悠木:アフレコ的にも難産でしたし、玄蕃がこういうキャラクターなんだとキャスト全員が認識できるほどいろいろな面が描かれていたので、印象深いです。欲望に忠実な面があれば、情に脆いところもなくはない面、ぶっ飛んでおちゃらける面もある。それらすべての面を1個1個、確認しながら収録できたことを覚えています。
──初登場時はシリアスな雰囲気をまとっていました。
悠木:最初はシリアスな表情が多かったですし、敵なのか味方なのかわかりませんでしたから。そう考えると、今は考えを読めるようになりましたし、味方でもあるので、私としても演じやすくなりました。
──本作には玄蕃に負けない強烈な個性を持ったキャラクターたちが登場していますが、掛け合いを重ねてみていかがでしたか?
悠木:玄蕃も傾奇者な印象があるんですけど、この作品、容姿がまともな人ほどぶっ飛んでいる説が私の中にはあって。中でも、ぼんが一番ぶっ飛んでいると思います(笑)。
──それはありますね(笑)。
悠木:かわいい顔して命の危険に陥るとゾクゾクしちゃうところとか、ヤバさのグレードが玄蕃より高くて。玄蕃のヤバさって、きっとみんなが小学校の頃に通ったことのあるレベルなんですよ。だけど、ぼんは常人には理解できないヤバさを秘めているから、演じ方次第では玄蕃が埋もれてしまうんですよね。それらを踏まえて、「甘口で」とオーダーをいただいたら砂糖をいっぱい入れて、「辛口で」と言われたら唐辛子をいっぱい入れる、そんな気持ちで演じています。
──たしかに、時行のツッコミ役に回っていることも多々ありますね。
悠木:ぼんがおかしくなって、かつ、弧次郎がいないときは玄蕃がツッコむしかないんですよね。女の子たちは誰もツッコんでくれないので(笑)。
──時行を演じる結川あさきさんの演技をご覧になった感想をお聞かせください。
悠木:非常にかわいい声ですよね。だからこそ、ストレートにぼんを演じるほどに、彼のヤバさが際立っていて。それでいて結川さんご自身はぼんのヤバさに気付いていないんですよ。そこはぼんと一緒ですし、横にいて「結川さん、お気付きじゃないですけど、ぼんってヤバい人なんですよ」と思っていました(笑)。
──(笑)。結川さんはアフレコ現場でどんな雰囲気でしたか?
悠木:やっぱりぼんに似ているんですよね。まっすぐで一生懸命だけど、どこか変わっているところがあって。もちろん嫌な人という意味ではないんです。人との距離感が絶妙で、気付いたら懐に入っているような、みんなに愛される人なんですよね。
また、主人公ということでセリフ量が多いので何度かトライアンドエラーされていましたが、その背中を見ていたら生き残るために知略を巡らせるぼんと被ったんですよね。アフレコを重ねる度に時行像が深くなっていたように感じます。
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