This is a youth romance drama set in the film production club of a boys’ school. Jin Kikuchihara, who is the director of the third-year high school students, is a popular and highly-specialized individual, and his relationship with Yoshikazu Ichikawa, the director of the second-year high school students, is also of interest.
In this article, we will introduce Jin’s profile, his charms, his relationship with Yoshikazu, etc. Please take a look at his different approach to film from Yoshikazu’s and what he values in filmmaking.
*This article contains some spoilers for the “Twilight Outfocus” series.
Profile:
Birthday: April 2nd
Star sign: Aries
Year: 3rd year of high school
Height: 181cm
Club: Film production club Director, lead actor and club president
Room 005 of the Hiiragi Dormitory at Midorigaoka High School. He is the popular club president, who also serves as director, scriptwriter, and lead actor. He is the only child of a wealthy family, and is childhood friends with third-year Inaba Rei, who is also a member of the film club. He has high specs, likes to stand out, and gives off a flashy vibe, but in reality he is a sensitive person who is considerate of those around him.
The Kikuchihara group, directed by Jin, has a glamorous and overwhelming aura. The third-year students are not only highly conscious but also highly skilled, so Mao Tsuchiya, a second-year student in charge of photography, wants to watch and learn from them while they are still here.
There is one guy who is extremely competitive with the third-year students, especially Jin…! His name is Ichikawa Yoshikazu, the second-year director, scriptwriter, and editor.
Jin and Giichi clash, but they are interested in each other. Jin pretends not to care, but deep down he seems to be more concerned about Giichi than anyone else.
◆Main people in charge of the Kikuchihara Film Department
: Rei Inaba, deputy director, visual effects VFX:
Minoru Chiaki, assistant director
: Isao Tsuchitani, person in charge of photography
: Rudy, record keeper
A turning point comes when Jin and Giichi become roommates temporarily in the dormitory due to circumstances. When Jin returns to his room and sees someone getting changed, he is startled for a moment, but when he sees Giichi’s beautiful figure with his slender, beautiful legs and glasses removed, he is unable to immediately recognize who the beautiful woman is, making for a memorable scene.
天敵である義一と同室なんて果たして上手くやっていけるのか、仁は一抹の不安を覚えていました。とはいえ、寮で快適に過ごすための方法を教えてあげたり、入院した祖父のことで大変な義一を気遣って声をかけたりと、仁は義一に歩み寄っています。
そんな仁に対して、意外にも義一は素直にお礼を言い、さらに予想外なことに会話が上手く噛み合う上に義一が笑ってくれている……！ これまでは知らなかった義一の側面に、仁は「なんかちょっと可愛いかも」なんて思ってしまいます。
しかし、部活のときには相変わらずものすごい形相で睨んできたりと、寮での様子と違いすぎる義一に戸惑う仁。かと思えば部屋に戻ると穏やかに「おかえり」と迎え入れてくれる。学校では敵意むき出しなのに、部屋では隣に座って静かに語り合うことも。どっちが本当の義一なのか、無自覚で振り回す義一に仁は大混乱です。
映画の話になると喧嘩になるので、部屋で映画の話はしないでおこうと決めた仁。映画抜きの義一のことが、まさかの「好き」なのかもと自覚するようになります。
義一に貸してもらったBL漫画を読んだ影響なのか義一に迫られる卑猥な夢を見てしまったり、「いってきます」と言ってくれるだけで可愛いと思ったり。これはもう完全に恋……！ 同じ映画部の3年生・稲葉 礼は、仁の様子がおかしいと敏感に察知しています。
キラキラ輝くスパダリ感を放ち、後輩から告白されたり手紙をもらったりと仁は相当モテる人気者なのですが、実際のところ付き合ってもすぐに皆離れていってしまうのだそうです。
快活で聡明でみんなのリーダーであり、行動力もあって人格も良し。そんな自分でいなければとイメージを壊さないようにしてきた仁は、こんな風に演じて自分を隠して、そりゃ誰とも続かないよななんて密かに寂しさのような感情も抱いていました。義一と関係を深めるなかで、そんな気持ちが昇華していく仁の変化も注目したいところです。
高校3年生という時期ならではの焦りや不安があったり、部長として監督として独りで抱えてしまう部分もあり、派手な見た目とは対照的に内面は繊細とも言えます。
礼は仁の幼馴染で、仁の性格をよく理解しているようです。菊地原組は監督が部員を気遣って大事にしているし、仁は自信家で目立ちたがりと言われているけれど究極に気ぃ遣いの小心者で監督に向いていないと話す礼。だけどそんな仁だから、信じてついていけるのだと言います。
しかし、せっかく良いものをつくれる才能があるのに周りに合わせて自分を出せない仁に、義一は納得がいかないのです。仁がどんな思いでいるのか、監督のことを理解できるのは監督だけだと言い、感情を乱している場面もあります。
父親がキクマル食品（株）三代目社長であり、次期社長として大切に育てられた仁。ふくふくと玉のように成長し、マイルドな性格で周りに合わせて上手くやっていました。
テレビCMに出たくないという理由で、キクマル食品の広告塔となるキャラクターが必要だと考えた仁は、小学5年のとき「ギョーザマン」というゆるキャラ企画を立ち上げます。この企画が巡り巡って市のアートコンクールに出品されて賞をもらい、その表彰式で義一と運命の出会いを果たしました。
その時の義一は、最優秀賞をとったのに自分の作品が評価されないとしてめちゃくちゃ泣いていて、この映画でアカデミー賞をとる予定だったと悔しがっていました。当時から自分にも他人にも厳しくて、二番手に甘んじている仁に厳しい言葉を浴びせていたほど。表彰式の最後に上映された義一の短編映画は綺麗で静かで、それは仁が映画に魅せられた瞬間でした。
そんな義一が同じ高校の映画部に入部してきたので仁は驚いたそうですが、義一は全く変わっていなくて相変わらずの映画バカ。自信があって落ち込みやすくて、やはり自分にも周りにも厳しい人です。
一方、仁があの頃から義一に夢中なのも変わっていません。義一は自分にはないものを持っている。義一の映画を観ていなかったら自分はここには居ないと確信できるほどに、仁にとって義一は特別な存在なのです。
仁と義一の恋模様は、『黄昏アウトフォーカス』シリーズの2作目となるコミック『残像スローモーション』で描かれています。
シリーズを通して読むことをオススメしますが、恋人同士となった仁と義一がどう過ごしているのか、シリーズ5作目『黄昏アウトフォーカス long take 1』『黄昏アウトフォーカス long take 2』も要チェックです。
さらに、2024年6月より『残像スローモーション』の新章が連載スタートしました。仁と義一をめぐる新たな物語の開幕をお見逃しなく！
『残像スローモーション』試し読み
『残像スローモーション』続編（ハニーミルク vol.83）試し読み
ドラマCDとアニメで菊地原仁を演じるのは、声優の古川慎（ふるかわ まこと）さん。9月29日生まれ、熊本県出身。『吸血鬼すぐ死ぬ』のロナルド役をはじめ、『かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～』の白銀御行役など、人気作品のキャラクターを多く演じています。
男子校の映画部を舞台に交差する、きらきら眩しい三組三様の青春恋愛譚（ラブストーリー）。
不良で一匹狼の寿と、映画部で寿を撮影することになった真央。寮で同室の二人が交わした「約束」が、やがて二人を甘く縛りつけて――。
映画部部長で人気者の仁と、仁に対抗心を燃やす後輩の義一。ぶつかりながらも、やがて二人は惹かれ合い――。
無口で不愛想だが信頼の厚い副部長の礼と、季節外れの新入部員・詩音。
不意のキスから、二人の「お付き合い」が始まって――。
原作：じゃのめ『黄昏アウトフォーカス』『残像スローモーション』『黄昏アウトフォーカスoverlap』『宵々モノローグ』（講談社「ハニーミルク」所載）
監督：渡部穏寛
シリーズ構成：成田良美
キャラクターデザイン：菊地洋子
美術監督：山梨絵里
色彩設計：安住唯
撮影監督：越山麻彦
編集：小池祐樹
音響監督：矢野さとし
音響効果：奥田維城 牛黒希美
音響制作：Ai Addiction
音楽：宝野聡史 中野香梨
音楽制作：AQUA ARIS
アニメーション制作：スタジオディーン
主題歌 OP：「クランクアップ」山崎育三郎
ED：「Unchain×Unchain」Amber’s
土屋真央：松岡禎丞
大友寿：内田雄馬
菊地原仁：古川慎
市川義一：中澤まさとも
稲葉礼：江口拓也
吉乃詩音：斉藤壮馬
加賀利ルナ：市川蒼
加賀利テル：柳晃平
本條雪孝：大塚剛央
千秋 実：佐藤元
土谷功緒：田所陽向
ルディ：内匠靖明
九条桐斗：伊東健人
(C)じゃのめ・講談社／「黄昏アウトフォーカス」製作委員会
『黄昏アウトフォーカス』公式サイト
『黄昏アウトフォーカス』公式X
じゃのめ先生のX
『黄昏アウトフォーカス』
『残像スローモーション』
『黄昏アウトフォーカス overlap』
『宵々モノローグ』小冊子付き特別仕立て
『黄昏アウトフォーカス long take 1』小冊子付き特別仕立て
『黄昏アウトフォーカス long take 2』小冊子付き特別仕立て
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