Animate Times interviewed the main cast members on the occasion of the broadcast. The 11th interview is with Haruno Anzu, who plays Nanami Ririka!
As the story is finally coming to an end, Haruno looked back on the story so far, focusing on the episode at the beginning of the story where Rinrika was one of the catalysts for creating the tidal power generation facility.
Also, the episode about the ad-lib in the dialogue with Hana-chan Sensei, also known as Catherine, is a must-read. Be sure to check it out as a way to look back on the story so far.
–I think you’ll be continuing to play the same character from the game. First of all, please tell us about any memorable episodes from the recording sessions back then, to the best of your memory.
Haruno Anzu (Haruno), voice of Nanami Ririka: When I first saw the character design, I thought she was a cute and lively girl. Then, when I looked at the whole scenario, the keywords for her were smart, innocent, and someone who inspires Natsuo. I think smart people tend to talk a lot more, but Ririka’s intelligence comes from her innocence and curiosity, so I remember trying to play her as an innocent person without any wickedness.
Rather than being overly energetic and noisy, she has a deep knowledge of many things, with an interest that comes from innocent curiosity. She does whatever she wants, but everyone loves her because no one can hate her. Also, while Ririka is the leader of Tooru and Miyo, it’s wonderful that the three of them can maintain an equal relationship. I sometimes think that Ririka is one of the reasons they can maintain that relationship.
It’s his innocence that makes him so adorable to Mizuna Moe and Ryuji, but I thought it would be something beyond that that would inspire Natsuo, so I tried to portray him as a lively and honest boy without coming across as artificial.
–Could you also tell us your impressions of the worldview and story as a whole?
春野:公開されてきたビジュアルや映像からは、とにかく水色が多い爽やかな世界という印象を受けます。けれど、そんな世界で女の子たちと頭のいい男の子がひと夏を過ごす物語のようでいて、地表が徐々に海に沈んでいるという一面から、物語の中に影が見え隠れしている。そういう部分は加藤誠監督が描くラフ絵の構図や背景からも見て取れるように感じました。
止まってしまった風力発電施設と雲と、斜めになって倒れそうになっている電柱、浅い海。そんな切なくも美しい光景をとても丁寧に描いてくださっているので、アニメではゲームの頃よりその印象が深まったように思っています。
――あのキービジュアルやPVを見ると、やっぱり海や空の描写は期待してしまいますね。アニメ化にあたって凜々花を再度演じられたかと思いますが、印象や演じ方が変化した部分はありましたか?
春野:凜々花はゲームだと、おそらくもう少し出番のあるキャラクターだったので、長いエピソードで感じさせていた部分を、台詞ひとつで感じ取ってもらわなきゃいけない。だから各話台詞ひとつひとつに、色々なものを詰め込んでいました。ゲームでは起伏の付け方で意味を変えられるところを、アニメでは色々な感情をひとつの台詞で表現できるよう意識するみたいな感じです。
あと、台本をいただいた段階での凜々花はよりわかりやすく表現できるようになっているかなって思いました。アニメとゲームでキャラクター自体は、ほとんど変わらない子ですが、表現の仕方はより丁寧でインパクトがあるというか。凜々花の言葉が夏生を動かす原動力になればという感じで、ゲームから少し演じ方は変わっているかもしれないです。
――アニメになって声の付いた夏生の印象はいかがでしたか?
春野:最初は「ヒットマンだ!」といってちょっかいをかけて、逆にやり返されるというシーンだったかと思います。そのシーンの時に「あ、夏生だ」と思ったんです。これを想像していたけれど、答えが自分の中になかっただけといいますか。
小野さんは序盤の夏生、みんなと打ち解けてきた夏生、そしてアトリを信じられなくなった夏生、と話数毎に心情の流れを作ってくれていたんです。小野さんご本人と喋っていると夏生感はないのですが、マイクに向かうともう夏生そのもの。頭が良くて冷静な一方で、人の心は持っている。そういう温かさを感じられました。
――そんな夏生が発電施設を作るために動いたのは、凜々花がきっかけだった部分が大きいと思います。このあたりは振り返ってみていかがでしたか?
春野:このあたりは夏生がやる気を取り戻すというか、凍っていた心を少しだけ溶かして人間らしくなるところ。そして、この先の物語の足がかりでもありました。
私も小学生の頃は都市伝説を信じていたので、夏生をヒットマンだと疑う凜々花に共感していましたね。知らない人が身内に会いに来るって、子供としてはやっぱり忌避感があるから、ヒットマンじゃなかったとしても最初は本当に怖い存在なんじゃないかと思いました。
でも、夏生は凜々花の好奇心を深く肯定してくれる。自身の記憶や回顧はありつつ、自分の事を疑っている女の子の童心に触れ、その子が電気が無くて本が読めず、残念がっていることを知って積極的に関わっていく。
この凜々花とのエピソードは段階的にもキーワードになっているので、それは凄く嬉しいけれど、同時に夏生の成長も描いているところがあります。現状改善のために、ステップを踏んで動くことで夏生や凜々花だけでなくみんなに見せ場があるし、とても人間を描いている演出で私は大好きです。
――子供たちの好奇心を刺激して一緒に行動していくやり方が巧みでしたね。
春野:興味ない人からすると大きなお世話になるところ、それすら感じさせない。人の好奇心を否定せず肯定するとか、自分が思ったことはきちんと伝えてくれる。そういう信頼関係の基礎を夏生は本来知っていて、そんな彼だからコミュニケーションを取ろうとするキャラクターが増えていく流れかと思います。
あと、アトリが本当の意味で友達として絡めるのがミヨやトオル、凜々花たちなんです。アトリは3人より自分は大人だと思っているけれど、3人はアトリを同い年の友達だと思っていたりもしました。4人がグループとして遊んでいる印象はありましたね。
アトリにとってその時に浮かんだものが感情なのかどうかはさておき、ラフに自分の感情や意見を打ち明けられる相手として、信頼関係を築いていく。夏生とアトリが、他人に対して様々な感情を抱いていく過程も綺麗だなって。
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