The quality is like a movie, and the story unfolds at a rapid pace. It’s interesting, but it also makes me cry. The third episode was a swimsuit episode, and then it was about Komari Chika’s love life.
The third installment of the ongoing series in Animate Times is an interview with Terasawa Momoka, who plays the shy, small animal-like heroine Komari Chika!
–First, I’d like to ask you about your memories of the audition.
Momoka Terazawa (hereinafter, Terazawa): Komari Chika-chan was a very memorable character, so I thought it was really fun to play her in the tape audition. So I was talking with my manager about how I would be happy if I could advance to the studio audition.
–Did you feel like the role of a shy, introverted person suited you?
Terasawa: I’ve played timid characters before, so when I saw the character list, I thought Komari-chan or Nukumizu Yoshiki-chan would be the best, just based on their appearance. In the end, my manager suggested that I take on Komari-chan.
–I heard that the studio audition was a dialogue session. How was that?
Terasawa: What really made an impression on me was when the sound director, Kohei Yoshida, came into the booth and handed me, just for the voice actor of Komari, an illustration from a novel of the scene in episode 3 where she says “Unah?!” in the bookstore. He then said, “Please ad-lib three times in a row to match this expression,” and I remember being extremely nervous while doing it.
So I don’t remember what I said in those three consecutive words (laughs), but I did say “Haa!” once, and everyone in the booth laughed, so I was relieved… This has left quite an impression on me.
— I watched up to episode 3 and was really impressed by Komari’s reactions. I guess she was tested from the audition stage onwards (laughs).
Terasawa: I think that was true. Of course there were lines for reactions, but there were many moments in this production where there were no lines but the characters were doing something through their movements and expressions. I went into the recording thinking that I had to ad lib in those parts, so I thought, “So that’s what I meant when I ad libbed three times in a row during the audition!”
実際の収録でも、アドリブを考えるのはすごく楽しくて。リハの映像を見ながら、ここでこういうことを言ってみよう、原作にあの言葉があったから入れてみようとか、自分で考えている時間そのものがすごく楽しかったです。小鞠ちゃんを演じることは、毎週の楽しみでした。
――原作を読んで小鞠を理解しているというのは、大きいですよね。
寺澤:読んでいるとイメージが湧いてきて、こういうことを言いそうだなっていうのがわかったりするので、大きかったです。
――ちなみにオーディションは、手応えもあったのですか?
寺澤:手応えというか、自分がやりたい小鞠ちゃんはやり切ったと思いました。自由にやらせてもらえたので、役が決まったという知らせを聞いたときは、制作の方と自分がやりたい方向性が一致していた嬉しさと、また小鞠ちゃんができるんだ!という喜びが大きかったです。
――第1話は、メインキャストの皆さんで見たそうですが、どうでしたか?
寺澤:感動しました! 映画のクオリティなのではないかなというくらいの完成度で、実写なんじゃないの?って思うほど背景もきれいでしたし、モブの子がモブじゃないんですよね! 作画もきれいで、演出や音楽、全てにおいて素晴らしくて、「すごい作品に関わらせてもらっている」と思いました。
『負けヒロインが多すぎる!』って、タイトルが出てくるタイミングも音楽も完璧でしたし、アフレコをしているときにクスクス笑っていたシーンも、音楽やSEが付くことで何倍も面白くなっていました。最後の温水くんと八奈見ちゃんのしんみりとしたシーンも、ギャグとの対比がすごく出ていて、第1話は本当にすごかったです!
――遠野さん泣いていたんでしたよね?
寺澤:隣で泣いていました。でもそれは泣くよ!って思いました。見させていただいた環境が良かったというのもあるんですけど、とにかく音で感動させられました。
――では、アフレコの思い出を聞いていきたいのですが、登場シーンはいかがでしたか?
寺澤:第1話の収録のとき、胃が痛くなるほど緊張してしまいまして……。一番最初の登場シーンは、小鞠ちゃん自身がすごく緊張しているシーンだったので、それに影響されたのかはわからないんですけど、演技もスタジオオーディションのときよりも縮こまってしまって、やりたいことを出せなかったんです。
「スタジオオーディションのときを思い出して、もっと伸び伸びとやってみてください」とディレクションもいただいたですけど、それでもできなくて……。そこで掛けられた「小鞠は変な生き物なので、それを想像してやってみてください。温水くんが引く感じをイメージして」という言葉に、なるほど!と思い、だんだん力も抜けていきました。声のボリュームがおかしくなっちゃう感じとか、おどおどした小動物感をイメージして、やっとOKが出た感じだったんです。だからあのシーンだけでもすごく考えたし、手こずってしまいました。
――その緊張は、ブースにも伝わっていたのですね。
寺澤:すごく伝わっていて。プロデューサーさんが緊張しているから声を掛けに行こうとしていたらしいんです。でもあえて、小鞠っぽくしてほしいから声を掛けなかったそうで、それであのおどおど感が出たのかなって思います。
――実際の緊張も、小鞠とリンクしていたのですね。
寺澤:でも緊張して胃痛が起こるのは、初めての経験でした(笑)。
――第2話以降は、いつも通りに?
寺澤:リラックスしてできるようになりました! 周りの共演者の先輩方が、皆さん優しくて、明るい方ばかりなので、雰囲気もすごく良く、おかげで緊張がほぐれました。第2話以降は、自分のやりたい小鞠を伸び伸び出せていると思います。
――現場にいるのはだいたい先輩なんですよね?
寺澤:現場の場数的には、たぶん私が一番下なので、本当に勉強させていただく現場でした。
――第1〜2話の物語では、杏菜と檸檬が恋に敗れてしまうのですが、どう思いましたか?
寺澤:こんなにあっさり!?と思いました。もちろん、このあと深堀りはされていくんですけど。第1話の冒頭の草介(CV.逢坂良太)と八奈見ちゃん(CV.遠野ひかる)の掛け合いが、めっちゃ面白かったです! 周りから見たら茶番だけど、真剣にやっている感じが面白くて(笑)。
あと、八奈見ちゃんが草介が飲んでいたドリンクをちゅ~って飲むシーンは、コミカライズで見て、どうなるんだろうと気になっていたシーンなんですけど、本当にいい感じになっていましたよね(笑)。
――噛んだストローですね……。
寺澤:草介、噛むタイプなんだって(笑)。それでも飲んじゃう八奈見ちゃんがかわいいし、ポテトを勝手に頼んで食べてるのもかわいい。八奈見ちゃんの、欲望に忠実で周りをかき乱す感じが本当に好きで! しかもかき乱されてもまんざらではない気持ちになる。そういう主人公感がすごく好きなところです。温水くんに借りたお金を返すために、お弁当を作ってくるというのも、温水くんに拒否権がなかったですし、自由奔放な八奈見ちゃんの魅力が溢れていた第1話だったと思います。
第2話は最初の温水くんと檸檬ちゃん(CV.若山詩音)の体育館倉庫のシーンが衝撃的でした! 上、全部脱いじゃうんだ!?って(笑)。天然を通り越えてるし、冷却スプレーをかけているシーンは、男性陣も大喜びだったんだろうなと……。
そんな檸檬ちゃんは野生感というか、突っ走る感じ、猪突猛進な感じが出ていたんですけど、全部顔に出ちゃう子なので、綾野光希くん(CV.小林千晃)と会話するときは顔に出るし、声も上ずっちゃうんですよね。そこが乙女でかわいいなって思いました。
あと、誰にでも話しかけちゃう感じで、全部引っ張ってくれる子なんです。檸檬ちゃん自身、気になったことは全部聞くんですよね。陰キャも陽キャも関係ない! みんな友達!みたいなところがある子なので、本当にいい子なんだなって感じました。
――檸檬は人に対してフラットですよね。でも、残念ながら綾野が超鈍感だったという……。
寺澤:そうですね。「俺、彼女いますし。」が繰り返されるんですけど、あれを収録では小林千晃さんがご自身で3回ちゃんと言っていたのが面白くて(笑)。それがそのまま採用されてるのも面白かったですし、檸檬ちゃんの「ん?」も、追いついていない感じで面白かったです。そのあと慰められているのも楽しくて、八奈見ちゃんと檸檬ちゃんはすごく相性がいいなって思いました。でも、振られ方としては見ていて面白いけど、切ないですよね。
――それはきっと小鞠への振りなのかなという感じで、第3話は、すごくシリアスに告白シーンで終わりました。第3話は、小鞠回ということで、台本を手にしたときはいかがでしたか?
寺澤:表紙も小鞠ちゃんでしたし、ついに来るのか!という感じでした。読んだときは、ギャグとシリアスの温度差がすごかったです。AパートとBパートでガラッと変わる感じでして。私の中では、この回でプレッシャーの掛かったシーンが2つほどあったんです。
――それは?
寺澤:温水くんと小鞠ちゃんが本屋さんで鉢合わせるシーンの、「うなっ?!」っていうのが、オーディションにもあったし、小説の挿絵としても印象的だったので、ここは『マケイン』ファンの方も気になるシーンになっていたんじゃないかなと思います。
実際自分でもパターンを考えて行ったんですけど、最終的には本屋でそんな声出さないだろうっていうくらいの勢いで、言葉をはっきり言う感じになりました。それが上手くできていたのか、本編を見るまでわからない部分もありましたが、緊張したのは覚えています。
もうひとつは告白のシーンですよね。そこはとても印象的なシーンになるので、これがどう映像になるんだろうと思っていました。台本のト書きでも、告白する前に涙を流すと書いてあったので、その一生懸命さが伝わるよう、印象的に演じなければいけないなと…。ここもしっかりチェックをしてから本番に臨みました。
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