The protagonist of this work is Haruka, who spends her high school life as a loner. Haruka is suddenly summoned to another world along with her classmates, and while making full use of the bad skills imposed on her by God, including the loner nature, she aims to conquer the other world alone.
Animate Times is running a series of interviews that delve into the appeal of this work! In the fourth installment, we interviewed Umeda Shuuichirou, who plays Haruka, and Shiraishi Haruka, who plays the class president, about the behind-the-scenes story of the first episode’s recording and their own bad skills.
–The first episode has aired, and the curtain has finally risen on the conquest of another world.
Umeda Shuuichirou, who plays Haruka (hereinafter, Umeda): In the first episode, Haruka is the only one who appears.
Shiraishi Haruka (hereinafter, Shiraishi), who plays the chairman: Umeda-kun also recorded the show by himself. I was surprised when I heard that he had deliberately created that environment during the recording of the second episode.
–So you recorded it alone!
Umeda: That’s right (laughs). Thanks to the arrangements made by the staff, I recorded alone in line with the content of the work. When I received the cast list, my name was written by itself. It was the first time I recorded both parts A and B by myself. I felt like I was forcefully summoned to another world, just like Haruka, so I felt immersed in the experience.
白石：第一話で、視聴者の方には「遥という人は一人で自己完結させられる人なんだ」ということが存分に伝わったんじゃないかな。今後は色々な人が出てきて、彼と関わっていきます。本当は誰とも関わりたくない遥くんが委員長をはじめとするみんなと関わってしまうときの反応が面白いので、楽しみにしていてください！
――梅田さんは委員長にどんな印象をお持ちですか？
梅田：本作では、クラスメイトたちが異世界という普通じゃない状態に置かれたときに本質を出す様子が、色濃く描かれています。中にはとんでもない行動を取るクラスメイトもいて。そんな中でも委員長は、みんなのために、周りの人のために行動できる子なんですよ。
一視聴者としてはすごく応援したくなるヒロインだなという印象を持っています。ただ、遥はそんな委員長から逃げようとしますからね。晴香さんも言っていましたが、その関係性が見ている分には面白いです（笑）。
――反対に白石さんは、遥に対してどんな印象を持っていますか？
白石：異世界で臨機応変に対応できる遥くんは、委員長やクラスメイトにとって頼りになる存在。この世界のなかでは、すごくたくましくも見えるんだろうなと思います。クラスメイトをまとめなきゃと頑張っている委員長の心の拠り所になってくるのは、異世界ライフを満喫している遥くんなんですよね。
梅田：遥の原動力って、“楽しい”なんですよ。頑張らなきゃという気持ちでいる委員長には、そんな遥がたくましく見えるのかも。
白石：ないところに惹かれるというか。
梅田：ですね。
白石：……ただ……。
――ただ？
白石：委員長側が「こうして欲しい」というのが、全然通じない人でもあるんです！ 委員長は遥くんと喋っているとき、常にツッコむか、怒るかしていて、ほぼ毎話「もう、遥くん！（ぷんすか）」ってシーンが出てきた記憶があります（笑）。
でも、そういう感情がつい出てしまうくらい、遥くんを一人にしたくないんですよね。むしろ回を増すごとに、遥くんに惹かれていくんです。遥くんのナチュラル人たらしが、委員長にも響いちゃうんですよね。
梅田：ナチュラル人たらし（笑）。でも、遥って自分では否定しますが、根っことしては誰かを放っておけないタイプなんですよね。委員長は、そんな彼の一面にも惹かれていったのかも。
白石：委員長は、遥くんにキュンキュンするときもあるんです。でも、全然距離は近づかないし、なんなら遥くんが逃げるから、モヤモヤしちゃうんですよね。そういうふたりの距離感ややり取りを、笑いながら見守っていただければなと思います！
――委員長もそうですが、本作に登場するクラスメイトのキャラクター名は、ほとんどが名前じゃないですよね。
梅田：あれは、遥のせいですから！
白石：みんなの名前をあんまり憶えていないというね……。
――遥目線でのキャラクター名になっている。
梅田：そうです。裸族っ娘ちゃんって、遥の印象はどうなっているんだ（笑）。
白石：裸族っ娘ちゃんは原作を最初に読んだときのインパクトがすごかった！ でも、すごくいいキャラクターなんですよね。私は大好きです！ アニメで声が付いたことによって個性が際立ち、より人気キャラクターになる予感がしています。
梅田：いいキャラクターですよね。他のクラスメイトたちもみんな個性的で、名前に反してモブキャラがいない気がします。
白石：そうだね。でも名前がない分、演者としてはセリフが少ない序盤から個性を付けるのが大変でした。名前がない役に対してキャラクター感を付けるのって、実は難しいんです。例えそのキャラクターにどんな個性があるのか分かっていても、名前を名乗れないと、一人の人物として完成し切らないという感覚が私のなかにはあって。
――なるほど。
白石：それでも、本作ではみんなが頑張って個性を作っていきました。実は第二話以降に登場するクラスメイトは、アフレコ前のテストで、スタッフさんたちと相談して「こういうキャラクターにしていきましょう」という方向性を決めているんですよ。
特に女の子のキャラクターは、声色など含めて、明確に誰が喋っているか分かるように演じることを意識していました。例えば、バレー部なら、ちゃんとバレー部感が出るような表現を入れていたんです。
――なんと！
白石：一方で、委員長チームはみんながしっかりしているという訳ではなく、ほわほわしている子や、ずっと委員長をサポートしてくれている子もいるなど、チーム内でも個性や特長が分かれているんです。物語の本筋にあまり関わらない部分かもしれませんが、そういう細かいところまで全員がこだわって、アフレコしました。みんなすごく頑張ったので、ぜひ聞き比べてみてほしいです！
――今回のアニメ化を機に、クラスメイト全員に名前が付いたとお聞きしました。
梅田：公式サイトに載っているんですよね！
白石：名前を付けていただいたことで、私たちが個性を出そうと努力したことが完結した気がします。一役者としても、嬉しいですね！
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